キャンプはオワコン?本当にキャンプ離れが起きているのか
こんにちは、キャンプブロガーのルドラです。
ここ最近、「キャンプはもうオワコン」「飽きた」「ブーム終了」といった声をSNSやネット記事で目にすることが増えました。かつての大ブームに乗ってキャンプギアが飛ぶように売れ、予約も取れなかったキャンプ場。あの熱狂は今、どこへ行ったのでしょうか?
今回は、「キャンプ離れ」は本当に起きているのか? そして、キャンパーたちは今どこへ向かっているのか?をデータや現場の感覚を交えながら考察してみたいと思います。
コロナ禍ブームの反動
まず押さえておきたいのが、2020年以降のアウトドアブームは“特殊な状況”から生まれたという点です。密を避けられるレジャーとして、キャンプは最適解でした。家族やソロで自然の中で過ごすスタイルは、コロナ禍における理想の「安全な娯楽」だったのです。
ところが2023年以降、旅行やライブイベント、海外渡航など様々なレジャーが復活。キャンプの“独占状態”は終わり、分散が始まりました。
「飽きた」「コスパ悪い」という声も
SNSや口コミではこんな声も見かけます。
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「道具にお金かけすぎて後悔した」
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「設営や撤収が面倒」
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「結局ホテルの方が楽」
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「予約が取りにくい・混雑してる」
つまり、キャンプが「日常」になったことで、手間やコストに対する厳しい目が向けられるようになったのです。
本当にキャンプ離れは起きているのか?
一部の統計データを見ると、確かにキャンプ場利用者数は2022年をピークにやや減少傾向にあります。しかし、これは“ブーム時の異常な増加”が落ち着いたという見方もできます。
たとえばアウトドアブランドの売上は、全体としては依然として高水準。YouTubeやInstagramでもキャンプ系インフルエンサーは安定した人気を誇っています。
つまり「キャンプ離れ」というより、「熱狂が落ち着き、趣味として定着しつつある」というのが正確な表現でしょう。
キャンパーたちはどこへ向かっているのか?
興味深いのは、キャンパーたちの志向が「より自分に合った楽しみ方」へと分岐してきている点です。
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ミニマルキャンプ/軽量ギア志向
手間を省き、気軽に楽しむ方向へ。 -
車中泊・バンライフ
キャンプ場に縛られず、より自由な旅スタイルを追求。 -
グランピング・高規格キャンプ
「快適さ」を求める層はホテルライクなキャンプへ。 -
ブッシュクラフトやソロキャン
本格志向・自分時間を追求する層も健在。
つまり、キャンプそのものは終わっておらず、「多様化」しているのです。
まとめ:キャンプは終わらない。進化しているだけ
「オワコン」という言葉は少々センセーショナルですが、実際は“誰もがやっていた時期”が終わっただけで、キャンプは今も多くの人に愛されるライフスタイルの一つです。
むしろ今は、「自分にとってちょうどいいキャンプ」を見つける絶好のタイミングかもしれません。
派手なブームは落ち着き、混雑もやや解消され、ギアも中古で手に入れやすくなった今こそ、キャンプの本当の楽しさが味わえる時期。流行ではなく“本質”に戻る。それが、今のキャンプシーンのリアルだと感じています。
以上、現役キャンプブロガーの視点から「キャンプオワコン説」についての考察でした。これからも自然と向き合い、自分らしいアウトドアライフを楽しんでいきましょう!
それではまた、次回の焚き火トークで。
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